私たち札幌孝仁会ユニオンは、2024年度春闘要求として「13000円以上の賃上げ(定期昇給込み)」および「子どもの看護休暇の対象拡大、有給化」を病院に対し、1月29日に要求をしました。
2月20日に、第1回目の協議の場が設けられ、組合として、現場の窮状、賃上げの必要性等を病院に強く訴えました。
病院からは、診療報酬改定に伴うベースアップ制度があるため、まとめて検討する必要があるとし、組合の要求も踏まえて、慎重に検討する旨の回答がありました
その後、4月17日に病院から、検討の進捗の報告がありました。組合としては、退職者も増加傾向にある中、最大限の待遇改善施策が必要である旨、強調しました。
約2か月後の6月7日に、最終的な回答が病院からありました。診療報酬改定に伴う、ベースアップに関し、今年度においては、7000円を手当で支払うこと、定期昇給は例年通り実施すること、次年度に関しては3000円の手当をさらに支払う予定であることが表明されました。
組合としての今後の方針

2年間で定期昇給が4000円、手当が10000円、合計14000円の賃上げになる結果になりましたが、あくまで診療報酬改定に伴うベースアップは2年間限定の時限措置であり、その後に関しては、国の制度次第となります。
組合としては、執行部で協議を行い、出口戦略として、手当の維持を病院に求めていく方針を立てました。今後、交渉を進めていきます。
手当を維持することができれば、事実上のベースアップとなり、組合の当初の目標である14000円の賃上げの実現に繋がる施策であると考えます。
今後も、私たち孝仁会ユニオンは、組合員の皆様が安心して、気持ちよく働ける職場にするため、賃金等の待遇改善に尽力して参ります。
これからも組合員の皆様のご支援、ご協力を賜りたく存じます。引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。
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